【アルキメデスの大戦】だから理系男子が大好きです
トイストーリー4 (2回目)と、天気の子と、ザ・ファブルと迷って見に行きました。
夏だし戦争映画を一つは見なくては。
菅田将暉くん、本当に大好きで、出てる作品ほとんど見ているのですが、
本当にどんな役も似合う!
でも圧倒的なイケメンよりも「愛されキャラ」みたいな役が似合う!
今回も(男性が見たらどうか分からないけど)超愛されキャラ、憎めないキャラでした。
タイトルにも書いてある通り、菅田くん演じる櫂くんは数学の天才。
造船の見積もりが間違ってることを証明する、という使命の元、奮闘。
戦争映画ですが、血みどろシーンはありません。完全に頭脳戦の話。
菅田くん以外のキャストの方々も超絶渋いイケおじばかり。
原作マンガなだけあって、ギャグ要素も多いです。
ただ、数学の話が出てくるので、そこだけ少しとっつきにくい人もいるかも。
私は昔から理系男子が大好きで、「数学が得意」とか「物理が得意」というだけでちょっとキュンとするレベル。
見える世界がきっと全然私とは違うんだろうなあ、と思う。
博士の愛した数式で「神様の手帳を覗き見する」というセリフがあって
そのセリフが本当に大好きで。
容疑者xの献身の石神も似たようなことを言っていた。
アルキメデスの大戦では「神さま」の件は出てきません。
櫂くんはただ使命にまっすぐ、数学の知識をもってして、戦い続ける。
戦う相手は「米国」ではなくて「自国の海軍」。
戦争を止めようとした、となると
どうしても非国民の印象があって、
私の文学好きも高じてる部分もあるけど、
文学者、作家、詩人や歌人は「言葉」を使うから
戦争の過ちを言葉で表現する機会に遭遇することが多かったですが
今回、これを見て「こういう戦い方もあるよなあ」と感じました。
ちなみに、ラストは「ぞくぞく」ってする展開になってるので
ぜひ理系男子と一緒に行くこの夏の映画デートで見に行ってください。
映画見た後はビアガーデンでお酒飲んでください。
【サトラレ】実在したら友達になれるかな
サトラレ?嘘つきたちの憂鬱?(1) (コミックDAYSコミックス)
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【ナナメの夕暮れ】エッセイ面白かったの久々だった
オードリー若林さんのエッセイの感想がツイッターに収まりませんでした。
とてつもなく面白かったです。
普段、気になっても、気になる方が悪いと思って気になっていないふりをしてしまうことを
ああ、気にしても良いんだと思えるようなエッセイ。
昔から「そんな細かいことまでいちいち」とか「そんなとこまで考えてないよ」と言われることが多くて
だから気になってないふりをしたり、気づいていないふりをして、
気にならなかったり気付かない人に対して憧れてました。
その感情をこんなにも、エピソードを通じて言語化できることに感動しました。
社交性というものの在り方について
考えさせられる一冊。
多分、何言ってるのかよく分からないって感じる人も多いと思うけど、
そういう人はそういう人で、読んだ時に「え、こんなに考えちゃって可哀想」ってなるんだろうし、それで良いと思ってる。
エッセイって普段あまり読まないけど、ここまで読者に寄り添ってくれるなら読んでも疲れないな、と思えた。
…とゆう感想を下書きで三ヶ月放置してました。
【高嶺の花】これは純文学だと思った
高嶺の花の感想がツイッターに収まりませんでした。
脚本:野島伸司、てなってるだけで妙に期待してしまう癖を直したいです。
ただ、今回はいつになく世界観爆発させてるなあと思いました。
世論の感想は二極化らしいですが、私は良い話だなーと思ってます。
最近のドラマにありがちの安っぽさ、視聴者への媚びた感じ、は一切なかった。
(私は媚びたドラマも大好き)
数字とか気にしません、やりたいことやります、て感じが良かったと思う。
基本的にそこが超純文学だな、と感じた。
(純文学の解釈の仕方は多々あることは自覚してます)
ついてこれない奴は置いて行く、みたいな。
批判する奴は「ついてこれなかった奴」みたいな。
だから、描写もかなりこちらの汲み取りに任せている感じがした。
そうたの自転車旅とかって、多分普通にストーリーの構成的には不要だと思うんだけど
あの旅行がちゃんと、ストリーテラーを務めていたし
他のキャラクター達もそれぞれがちゃんと1つの目的を目指して走ってた。
「どうなるのかな?」っていうワクワク感を近年はドラマにも小説にも求めすぎな傾向の中、最後はもう決まっていて、そこにたどり着くまでの要素だったり、他のキャラクター達の感情の動きだったりってところに着目させるのがすごい。
というかそもそも、視聴者の心をいい方向にせよ悪い方向にせよ、割と大きめに動かせるのがすごい。
「かわいい」とか「感動ー」とかじゃなくて、なんとなく考えさせるのがすごい上手いなって思う。
だから、「なんか分かりづらいな」とか「なんか面倒くさいな」とか「うるせぇな」とか、そういう感想を持つ人が多いんだろうなと思った。
まあ、これは純文学なので、ついてこれない人は置いて行くスタイルだったんだろう。
ドラマって、対大衆だから必ずしもそういう作品が正しいとは思ってないけど、たまにはそういうのもないと、頭使わなくなっちゃう。
桃の最後に生けた花が本当に綺麗で、優しくて、本当に感動した。
し、作品の方向性が4話の、ぷーさんのために生けた花と同じで
ももはぷーさんのためを想って生ける花はああなるんだな、と思った。
それにななちゃんの、まっすぐな感じも貫いてて素敵だったし。
父親がもう一人でてくるのは家族のあり方問題大好きな野島さんらしいっちゃ、らしいし。
それにみんな幸せで終わるのはドラマだからできること。
「ありえないだろ」をやるのが物語でいいと私は思ってるから、
ハッピーエンドに勝る終わり方はこの世にはない。
家元が言った、「芸術は天才たちの命を懸けた戯れ」という言葉も
すごく重くて、かつ納得した。
芸術はあくまで娯楽であって、本当に戯れにすぎない。
だからこそ、突出した人たちがそれに賭ける姿は姿までもが芸術になる。
芸術について、家族のあり方について、愛について、成長の過程、色んなことをちゃんと答えありきで10話にまとめたなあ、てとこがすごかった。
とゆうか、最終話で桃が生けた花がすごすぎて、なんかもう、そういうことだなあて感じだった。
生け花指導の方のインスタはフォローしてしまいました。
電子書籍に変えた話
電子書籍のメリットとデメリットがツイッターに収まりませんでした。
ちょうど半年前?もっと前?くらいに
知り合い達に「これ以上、本を買ったら場所が勿体無いよ」と言われて
電子書籍に切り替えました。
切り替えたというか、電子書籍をメインにすることにしました。
もともと、本を電子媒体で読むということにとても抵抗があったんだけど
体験もなく批判するのは嫌いなので
批判するならば体験を経てからにしよう、と思って試しにやってみた。
結論から言うととても便利。
古い感覚でなんとなく疎遠にしてるなら
すごく勿体無いと思います。
管理がとてつもなく楽だし、文字の大きさ自由自在。
買いたい本が明確な場合は検索すれば即購入できる。
何より場所も重さも取らない。サクサク読めるし、リンクもついていて、目次移動自由自在。
大事だと言葉に着色しておけばあとから一覧で見れたりする。
だけど物事は表裏一体で、デメリットはその裏返しになっている。
文字の大きさを変えることによって、ページ数がずれたりします。
作家さんによっては行間やページめくりにこだわり持ってる方もいて
その辺りの汲み取りができなくなるので割と切ない。
私だけかもしれないけど、そもそも明確に「この本!ほしい!」となって読むのではなくて
ふらーと本屋に行って表紙とかタイトルが気に入ったら買う、みたいなことをしてたので
いざ買う時になんて検索して良いか分からなくて焦る。
本の実態がないので、気軽に貸し借りできないし、なんとなく勧めづらい。
…ということで私は
新書や専門者、漫画は電子媒体
物語小説は可能な限り紙媒体
で購入することにしました。
まあとてつもなく便利だから、「この本が欲しい!」て明確にあるときは
物語も電子で買ってしまうんだろう
そして買ってから少しだけ後悔するんだろう…。
とにかく便利なことは確かなので
毛嫌いしてる人にはめちゃおススメです。
ちはやふる【39巻】太一と新どちらが千早とくっつくのか
ずっと読んで来たけど39という数字にさすがに震えた。
もともと中学生くらいの時から和歌とか大好きで読み始めたんだけど
最高にはまりまくって、ここ20巻くらいは毎巻泣いてる気がする。
もちろん百人一首について熱く語ることもできるんだけど
あえてちはやふるの少女漫画要素の部分を。
新or太一論。
気づいたら少女漫画を楽しむ友達は早々にちはやふるを離脱し
周りで読者を探したらスポ根好きの男友達しか残ってなくて
この話をするとつまらなそうにされる。
でも少女漫画好きの私からしたらここめちゃ大事なんですよ!!!
最初の頃はどうせ太一とくっつくんだろうな、と思ってた。
初期の太一が好きな奴なんて恐らくこの世にはいない。
同情こそしてもいい奴ではない。
だけど、だからこそ「花より男子」の道明寺的な、「オオカミ少女と黒王子」の佐田様的な(私は佐田くん大好き)ノリでいくのかなあ、と思ってた。
…のに!!!
高校生になったら完全に太一が、2枚目の結ばれないキャラになっていた!!!
しかも新も新で最終的に選ばれない2枚目天才キャラを維持していた!!!
少女漫画ルールでいくと完全に二人ともヒロインとは結ばれないキャラクター。
ただ、やはり太一には新のような実力はなく
千早は遠く離れた新を想ってるかのような描写も増える。
ここで完全にふつうの少女漫画だったら
新と千早の天才がくっつく、
天才は天才にしか分からない、でこの問題は解決してた。
…のに!!!!!
いや、散るはずの男の心理描写をどれだけ追いかけるんだよ?!?!?!
普通少女漫画だと、この手のキャラはありえないだろってくらいのスピードでヒロインの本命の恋愛を応援し始めて
ヒロインの近くにいる女とありえないだろってスピードでくっつくタイプ。
太一の場合は別に菫とくっつけばよかったんだよ。
たしかにここって、少女漫画ならではの薄っぺらさなんだけど、それがあるからこそのエンタメ。
なのに太一は一向に身を引かない。
なんなら太一は千早を一途に想い続ける。
どんだけ百人一首の句を一人で代弁する気だよ、てくらい
恋愛場面においては独壇場を繰り広げる。
(百人一首は恋の句が約50%を占めてる)
一方の新は「お前はいつまで中学生なんだ???」ってくらい、
まごまごまごまごまごまごしてる。
関係性とか、ルールに則って考えたら
もはやどっちも千早とはくっつかない。
なんなら須藤先輩とくっつくことになりました、って
急カーブかまされても嫌な気持ちにならないくらい、
二人とも千早に相応しくない。
でも私は、太一が好きだ!!!!
なぜなら天才じゃないから!!!
この漫画の中で誰よりも百人一首で挫折してるのは太一で、
誰よりも嫌な思いしてるのは太一。
百人一首を始めたことによって、誰よりも青春を謳歌してるのもまた、太一。
最後まで百人一首で青春を突っ走って欲しい。
新なんて別に、千早がいてもいなくても強いし
いてもいなくても百人一首やってるんだよ。
千早も新がいてもいなくても、このまましのぶちゃんと戦うんだよ。
でも太一はずっっと、千早といるために百人一首やってたんだよ。
(最近ようやく自分のために少しずつ百人一首できるようになったけど)
ここで報われないなんてあまりにも。
…でも、太一のことを考えたら、ここで千早を失うのもまた大切なことなのかもしれない。
誰かのためじゃなくて、自分のために何かしたときに
側にいるのって千早なのかな?
もはや太一のこと好きすぎて
太一の人生を考えてしまってるのは作者も同じなんだと勝手に思ってる。
百人一首メインの、「果たして千早はクイーンなれるのか?」も、もちろん見所だけど
新vs太一も見所なので
少女漫画好きの美女たちも戻ってきて読んでほしいです。